澤田慎梧
作家からひと言
はじめまして! このお話を書いた、澤田慎梧と申します。
心ちゃんたち三人と一匹の活躍は、楽しんでいただけたでしょうか? もし、少しでもドキドキ、ワクワクしてもらえたのなら嬉しいです。
がんばり屋さんの心ちゃん。クールそうだけど実は優しくて、でも怒ると怖いひばりちゃん。王子さまみたいにキラキラしてて、「名推理」で怖いウワサ話を解決してくれる孔雀くん。そして、とっても強くて頼りになる上に、かわいい猫のクロウさん。
お気に入りのキャラクターはいましたか? もし気に入ったキャラクターがいたなら、応援してあげてくださいね。また、どこかで会えるかも……?

さて、お話の中でも描かれたように、ウワサ話というものは、良くも悪くも強い「力」を持つことがあります。
例えば、Aさんという人に、良いウワサと悪いウワサの両方があったとします。良いウワサだけを聞いた人は、Aさんを良い人だと思うでしょう。逆に、悪いウワサだけを聞けば、悪い人だと思うでしょう。
――でも、もしどちらのウワサも「真っ赤なウソ」だったら……?
同じ「ウソ」なのに、いい人だと思われたり、悪い人だと思われたりと、全く逆のことが起こる。これがウワサ話の怖いところです。

くれぐれも、あやしいウワサ話を鵜呑みにしないようにしましょうね。
ウソが「本当」になって、「本当はいないもの」が出てきてしまうかもしれません……。

この本は、たくさんの人たちの協力で作られています。
素敵なイラストを描いてくださった、のえる先生。きずな文庫編集部の皆さま。いつも応援や励ましの言葉をかけてくれる作家仲間や読者の皆さま方。本当にありがとうございます。

最後に、この本を手に取ってくださったアナタに、最大の感謝を!
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また、どこかでお会いしましょうね。
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