小谷杏子
福岡県福岡市在住。『八月、ぼくらの後悔にさよならを』(スターツ出版文庫)でデビュー。2020年、「アルファポリス第3回ライト文芸大賞」で大賞を受賞。青春恋愛、ライト文芸ほか児童向けアンソロジーなど幅広く執筆する。
作家からひと言
はじめまして、小谷杏子です。
こはくとルビィの物語、『守護霊探偵アンバー~怪盗ムーンからペンダントを守れ!~』いかがでしたか? 楽しんでもらえたらうれしいです。
中学生のとき、B6サイズのノートを二冊買いました。そこに、中学二年生の女の子がネコの精霊といっしょに活躍するお話を書きました。
こはくとルビィの元となったお話です。ノートは一冊だけ使い切りましたが、部活や勉強がいそがしく、続きを書くことができませんでした。
そうしてずっと眠らせていたノートを十五年ぶりに開き、新しく生まれ変わったのがこの本です。
こはくは引っ込みじあんで、ちょっぴり弱虫な女の子ですが、実は私もそうでした。こはくと同じで、友だちとクラスが離れてしまい、うまくいかないことがいっぱいでした。心のよりどころは飼っていたネコと本。だから中学生のあのとき、こはくとルビィが生まれたのかもしれませんね。
こはくがルビィといっしょに事件を解決していくお話を書いていると、まるで古い友だちにまた会ったかのように楽しく、うれしかったです。
この本が、みなさんにとって友だちのようになってもらえると、私もこはくもルビィも、とてもとてもうれしいです!
ちなみに光くんと、こはくはこの先、どうなっていくのでしょう……?
ルビィとターちゃんの守護霊試験も気になるところですが、光くんとこはくの恋もようも気になりますね。
海くんは、みんなともっと仲良くしてほしいなぁと、心配しながら書いていましたが、ターちゃんがいるから安心かな?
こはくたちの物語は、まだまだ続いていきます。みなさん、応援してくださいね。
それでは、ここで感謝の言葉を。
この物語を復活させる機会をくださった担当様、編集部様、ありがとうございました。
イラストのほし先生、こはくたちをかわいく描いてくださり、ありがとうございました。
そして、いつも励ましてくれる友人たち。またお話しましょう!
最後に読者のみなさん、ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
また、みなさんにお会いできる日を、こはくたちといっしょに願っています。
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